社会人が看護師になる3つのメリット!働くニーズごとに職種も解説

看護師に転職する3つのメリット。ニーズに合ったおすすめ職種は?

近年では、コロナの影響もあって、看護師の苦労が浮き彫りになっていますが、そんな看護師をされている方がいらっしゃるからこそ、国の健康が守られていることは、とてもありがたいですよね。そんな看護師を目指す社会人の皆さんを、当ブログは応援すべく、新たにトピックをご用意しました。

看護師は、なりたいという強い意思があれば、年齢に関係なく看護師を目指せます。今回は看護師になる3つのメリットのほか、働くニーズ4つごとのおすすめ職種を解説します。

社会人が看護師を目指すメリット3つ

病院の屋上で看護師がOKサインをしている

転職を決意する人の多くは、現在の給与や待遇、さらには将来に対して不安を感じているのではないでしょうか?看護師の資格取得はメリットが大きく、現在抱えている仕事への不満や不安を解消してくれるかもしれません。

ここでは、社会人が看護師を目指すメリットを3つご紹介します。

1. 給料や福利厚生が充実している

看護専門学校入試情報が満載看護師になるメリットは、看護師が専門職であるため給料や福利厚生が充実していることです。厚生労働省の令和3年「賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年齢は41.8歳、平均月収は33万2,400円、賞与は82万4,700円、平均年収は約481万円でした。

一方、一般労働者の賃金の平均は30万7,400円、男性を100とした場合の男女間賃金格差は75.2です。看護師の平均月収をみると、一般には存在する男女格差を気にせずに働ける職業だといえるでしょう。

また次のような福利厚生が用意されている職場もあります。

対象者福利厚生の内容
既婚者向け短時間正職員制度院内託児所保育手当
独身者向け看護師寮家賃補助資格支援制度

2. 希望する働き方に合わせて仕事を探せる

看護師が必要とされる環境は数多く、勤務場所は病院やクリニックなどの医療機関だけではありません。老人保健施設などの福祉系、公務員として保健所などの行政機関で働くほかにも、会社員として企業で働くこともあります。

自分が希望する働き方に合わせて仕事を探せるのは、かなりハードルが下がりますよね。

3. 看護資格をもとに再就職先を見つけやすい

看護師の資格を持つ人材は、幅広い分野で必要とされる資格です。一度資格を取得すれば、再就職先を見つけやすく、安定して仕事に就ける職業といえるでしょう。

妊娠・出産・介護などライフスタイルの変化によって仕事を辞めることになっても、再就職しやすい点はメリットです。

働くニーズに合わせて選びたい看護師の職種

カラフルな数字のある時計が大、中、小の植物の隣にある 

看護師といっても、さまざまな職種があります。ここでは働くニーズごとに、どのような看護師の職種があるのか見ていきましょう。

1. 高い収入がほしい

高い収入を目指すのであれば、病棟看護師という選択肢があります。夜勤があるため心身に負担がかかる点がデメリットですが、夜勤手当がつくために収入が増える点がメリットです。

最新医療の最前線で働ける可能性もあり、スキルアップやキャリアアップを目指しやすいです。

2. 仕事とプライベートを両立したい

仕事とプライベートを両立したい人は、労働時間を自分で調整できる非常勤看護師という選択肢がおすすめです。残業が少なく、子育てや介護など家庭の事情で短時間勤務を希望する人にはメリットの大きい職種です。

労働時間に応じて収入が決まるため、休みをとることで収入が減ったり、要件を満たしていないため社会保険に加入できなかったりする点はデメリットです。

3. 土日休みを希望

土日休みを希望する人には企業で働く産業看護師、あるいは行政機関で働く地域包支援センター看護師や保健センター看護師が良いでしょう。夜勤がなく、直接患者の生死にかかわることがすくない点をメリットと感じる人におすすめです。

ただしパソコンやビジネスマナーなどのスキルをもつ即戦力が求められる点も知っておきましょう。

4. 日勤のみで高い収入がほしい

日勤のみで給与水準の高い仕事に就きたいのであれば、訪問看護師を検討すると良いでしょう。夜勤手当がないため看護師全体の平均年収(約481万円)からはやや下がりますが、訪問看護師の平均年収は430万円となっているため、ある程度は稼げます。

時短勤務やパートタイムなど、柔軟な働き方が可能な訪問看護ステーションが多い点もメリットです。中には、直行直帰OKというケースもあります。

また在宅医療・訪問看護の経験は、病棟勤務に戻る際にも「退院支援」で役立つとして高い評価が得られやすいです。

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年齢の心配なし!看護師をいつでも目指せる3つの理由

木製のブロックにSUPPORTの文字が書かれている

メリットの大きい看護師になるためには、看護大学または看護専門学校で3年以上の教育を受けて「看護師国家試験」に合格する必要があります。

社会人で転職を考えている人は、思い立ったらいつでも看護師を目指せるのがポイントです。ここでは、看護師をいつでも目指せる理由3つをご紹介します。

1. 資格取得に年齢制限がない

多くの社会人が転職するために看護師を目指すにあたって、気になるのが年齢制限でしょう。実は看護師の資格取得には、年齢制限は設けられていません。指定の教育課程を修了すれば、誰でも国家試験の受験が可能だからです。

看護学校で学ぶ40歳以上の学生も増えていることから、周りは若い学生ばかりで学びにくいかも、といった心配も必要ありません。実際に、家族の転勤や妊娠・出産で一度仕事を辞めた女性が、社会復帰のために資格取得を目指すケースも多くあります。

看護師になりたいと思い立ったら、安心して看護学校や看護専門学校入学に向けて準備をはじめましょう。

2. 奨学金や給付金の利用が可能

看護系の学校に通いたくても、学費が気になる人も多いでしょう。看護系は奨学金制度が充実している学校が多いほか「専門実践教育訓練給付金」の対象になることがあります。

奨学金制度の内容は、看護学校ごとに異なります。インターネット上には、奨学金制度が充実している看護系の学校を検索できるサイトもあるのでチェックしてみてください。このほか日本学生支援機構や自治体による奨学金もあります。

奨学金の種類には「貸与型」と「給付型」があるので注意が必要です。資格や選考基準が異なるので、よく調べてから申し込みをしましょう。

専門実践教育訓練給付金とは、厚生労働大臣が指定する専門実践教育訓練を受講する費用の一部が給付される制度です。また修了後に雇用されると、さらに給付金を受け取れます。

こういった奨学金制度や給付金制度が整っているので、社会人経験者も看護師をいつでも目指せるわけです。

3. 厚生労働省が就職を支援

社会人経験者の看護師育成は、厚生労働省が積極的に取り組んでいる政策の1つです。「医療のお仕事 Key-Net」を開設したり、管轄のナースセンターとハローワークを連携させたりして看護職の求人・求職事業を展開しています。

支援制度が整っているので、資格取得後の就職活動もスムーズです。なおナースセンターとハローワークはお互いの強みを活かし、また弱みを補完して次のようなサポートを積極的に行っています。

求職者のニーズ支援の内容
自分に合った働き方を探したいハローワークとナースセンターが情報共有して就業を支援
看護師経験者に相談にのってほしいナースセンターによる巡回相談
仕事をやめてブランクがありスキルに不安がある退職してから時間のある人に向けた復職支援研修会

社会人からメリットの大きい看護師を目指そう

賃金や待遇面でメリットの大きい看護師になるための勉強は、年齢を気にせずいつでもスタートできます。社会人経験者や子育てを終えた主婦でも、遅すぎることはありません。就業・復職支援も充実しているので、やりがいのある仕事を通じて安定した生活を手に入れたい人にぴったりです。

ざっくり、社会人から看護師になるルートの全体像を知りたいという方は、以下のブログをご参考下さい。資格取得までの年数や学費、負担軽減の支援など、受験する時のノウハウが詰まっています。ぜひこの機会に看護師への目的に向かってステップアップしてください。


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