教師はやりがいや魅力が多い仕事!6つの具体例や教員の意識調査結果を解説

教師はやりがいしかない!?魅力調査TOP10

「仕事にもっとやりがいを感じたい」「子どもと関わりたい」という社会人の皆さん、きっと頭に浮かぶのは教師でしょう。

教師には多くのやりがいや魅力があり、子どもたちの将来への影響も大きく誇れる仕事です。ぜひ社会人経験者の皆さんには、より子どもたちへ立体感ある経験を語って成長を促していただきたいです。

そこで今回は、教師の仕事のやりがいや魅力、教師が仕事にやりがいを感じるときに関する調査の結果、教師の仕事のメリットを解説します。

教師の仕事のやりがいや魅力とは?

太陽の光が差している所に芽を出している

教師の仕事には、現場で教鞭をとる教育者ならではのやりがい・魅力が多数あります。そのやりがいや魅力の多くは、子どもたちをはじめとする人との関わり合いから生まれるものです。具体的には、次のようなやりがい・魅力が挙げられます。

  • 子どもたちの人間形成に深く関われる
  • 子どもたちの成長を実感できる
  • 子どもたちと感動を共有できる
  • 子どもたちや保護者に感謝される
  • 専門分野を活かして仕事ができる
  • 自分自身が成長できる

以下でそれぞれ詳しく見てみましょう。

子どもたちの人間形成に深く関われる

教員採用学校は教科の学習をするだけでなく、子どもたちが社会を生き抜く力を身に付けたり、将来や生き方について考えるきっかけを見つけたりする場所でもあります。学校で身に付けた全ては、子どもたちの人生の土台や将来を方向付ける重要な要素として働きます。

このような重要な学校という場で子どもたちの主要な導き手の役割を担い、ときに相談に乗ったり叱咤激励したりしながら間近で見守れることは、教師の仕事の大きなやりがいです。

子どもたちの成長を実感できる

子どもたちを指導し見守るなかで一人ひとりの成長が目に見えて感じられることも、教師の仕事のやりがいの1つでしょう。新しいことを理解したり成績が向上したりといった学習面の成長はもちろん嬉しいものです。

また、できなかったことができるようになる、新しいことにチャレンジする姿が見られる、周囲との関わり方が変化するなど、人間的な成長が見られることも、教師としてのやりがいを感じられる瞬間だといえます。

子どもたちと感動を共有できる

学校生活では体育祭や合唱コンクールなど、クラスやチームで取り組む場面が多くあり、教師も集団の一員やサポート役として関わることになります。1つの目標を持って一丸となる子どもたちと一緒に活動するなかで喜びや悔しさ、感動を分かち合えることは、ほかの仕事ではなかなかできない経験です。

また、遠足や修学旅行などのイベントをはじめ、子どもたちと過ごす学校生活の全てが、かけがえのない大切な思い出になるでしょう。

子どもたちや保護者に感謝される

教師として働くなかで、子どもたちの感謝の言葉をもらえることがあります。これは誰かの役に立てる仕事であることを実感できる体験であり、何よりのご褒美です。

子どもたちと真剣に向き合うほど、「相談に乗ってくれてありがとう」「先生のおかげで○○が分かるようになった」といった感謝の言葉をもらえることは多くあるでしょう。保護者から日々の指導に対するお礼をいわれることもあります。

また、教師は子どもたちの教育を通じて地域の人々や企業、団体など多くの人と関わる仕事です。将来社会を担う子どもたちを育てることに尽力する教師に対して、感謝の言葉をくれる人は多く、自分が社会貢献していることを誇りに思えるでしょう。

専門分野を活かして仕事ができる

長い時間をかけて学び、知識やスキルを身に付けてきた専門分野を仕事に活かせることは、教師の仕事の大きな魅力です。中学校や高校だけでなく小学校でも教科担任制が導入され、専門分野を活かして教師になる道は広がっています。

また、自分の専門分野に愛着がある人にとっては、その分野の魅力を授業で子どもたちに伝えられることが教師の仕事のやりがいになるでしょう。ただ教科書の知識を教えるだけでなく、自分の専門分野に興味を持ってもらうこと、苦手意識がある子の克服を手助けすることも大切な教師の仕事です。

自分自身が成長できる

教師の仕事では、けんかやいじめなど子ども同士のトラブルや子どもの悩み相談、保護者からの相談や要望など、人と関わり、解決に向けて動かなければならない場面が数多くあります。思い通りに事が運ぶケースばかりではなく、思い悩み、試行錯誤することも多いでしょう。

そのようななかで、他者の多様な考え方・感じ方に触れたり、人との向き合い方や問題解決の方法を学んだりして教師自身が人として成長できることは、教師の仕事の魅力の1つだといえます。

現役教員が考えるやりがいを感じるときトップ10

一人の小学生くらいの女の子が女性の先生に教えてもらっている

ジブラルタ生命保険株式会社が20~60代の小・中・高等学校・特別支援学校の教員2,000名を対象に実施した「教員の意識に関する調査 2022」によると、教員としてのやりがいを感じるときは、1位「児童・生徒の成長が感じられたとき」2位「児童・生徒の笑顔を見たとき」3位「児童・生徒と感動を分かち合えたとき」です。

子どもたちの成長を感じる場面や、子どもたちの喜びを実感し感動を共有できる場面に、やりがいを感じる教師が多いことが分かります。そのほかに挙がったやりがいを感じたときと回答した人の割合は、表のとおりです。(※調査結果は全てジブラルタ生命調べ)

教員としてのやりがいを感じるとき回答した人の割合
児童・生徒の成長が感じられたとき79.4%
児童・生徒の笑顔を見たとき52.8%
児童・生徒と感動を分かち合えたとき45.8%
自分の仕事が評価されたとき38.2%
クラスが1つにまとまったとき36.7%
保護者からお礼・感謝されたとき34.4%
自分の成長を実感したとき26.7%
児童・生徒が卒業後に会いにきたとき24.6%
同僚と協力して仕事をしているとき23.4%
児童・生徒が卒業後に活躍したとき19.6%

当ブログでは、独学でも予備校のような学習が叶う決定版「要点解説講座」を取り扱っています。これまで蓄積した教員採用試験データから厳選した、最重要・頻出問題について、講師が音声で詳しく解説しています。一般教養・教職教養の200テクニックが身につくため、「この対策セットだけで合格できた!」「1テクニックの音声解説を5分以内に聴けるから、勉強のハードルが下がった!」と94.1%のお客様に満足いただいています。最小投資で志望自治体の傾向に合わせた対策ができる「自治体別・合格レベル問題集」も併せてご活用ください。

教師の仕事のメリットは?

左は低く、右に行くにつれ、植物が大きくなっている。

やりがいを感じられる場面が多いことに加えて、教師の仕事には次のメリットもあります。

  • 経済的に安定している
  • 長期の休暇を比較的取りやすい

公立学校の教師は地方公務員であるため、年功序列式の順調な昇給が望めます。また、基本的にはリストラがないことや福利厚生が充実していることも含めて、経済的に安定した職業です。私立学校の場合は学校によって雇用関係のルールが違うため一概にはいえないものの、安定した待遇が約束される場合が多いでしょう。

また、学校には夏休みなどの長期休業があることから、長期間の休暇を取りやすいという利点もあります。さらに、公立学校で働く場合は地方公務員としての福利厚生が整っているため、産休や育休もしっかり取れるでしょう。

やりがいを求めるなら教師はおすすめ!

教師の仕事には、子どもたちと多くの時間を過ごすことで成長を実感できる、感動を共有できるといったやりがいがあります。また、子どもたちの人間形成において大切な時期に深い関わりを持てること、感謝されるシーンが多いこと、得意分野を仕事に活かせて自分自身も成長できることなども魅力です。

人との関わりのなかでやりがいを感じながら働きたい人にとって、教師はぴったりの職業だといえるでしょう。

教員採用試験の受験を決めたら、まず思い浮かぶハードルは筆記試験ですよね。以下の記事で、社会人が筆記試験を突破する対策方法を解説していますので、ぜひご覧ください。


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