職業訓練校でIT関係を学ぶメリット5つ!取得できる資格や受験対策も解説

IT関係の職に就きたい! 職業訓練に通う5つのメリット

AIが次々に登場し、ITの発展が目まぐるしい現代では、以外にもIT人材の不足が課題となっています。IT関係の仕事を視野に入れている皆さんは、次世代を担うキーパーソンです。

職を手に付けるためには、職業訓練の受講することが確実な近道ですが、受講するには選考試験に合格しなくてはなりません。

そこで今回は、職業訓練でIT分野を受講するメリットや、選考試験に合格するための受験対策について解説します。

職業訓練でIT分野を受講するメリット

作業着を着た男性が打合せをしている

職業訓練には介護・医療・福祉分野、営業・販売・事務分野などいろいろなコースがありますが、とくに就活に有利といわれているのがIT分野です。なぜIT分野が就活に有利なのか、そのメリットを5つ見ていきます。

IT人材の不足

職業訓練でIT分野が注目されているのは、IT人材が不足しているからです。社会のデジタル化が急速に進み、ITニーズが高まっているにもかかわらず、2030年には約45万人のIT人材が不足すると経済産業省の調査で試算されています。

IT人材の不足は、ITニーズの需要があるということです。今後ますますデジタル化が進むので、将来的にもIT人材の求人数は増加が見込まれます。職業訓練でIT分野を受講してスキルや資格を取得しておけば、就活には非常に有利です。

求人条件が良い

米国などの海外に比べると我が国のIT人材の報酬水準は低い傾向にありましたが、社会のデジタル化が急速に進むなか、ITスキルや資格を持つ人材への報酬水準は高くなってきています。

新卒・中途採用にかかわらず、IT人材に対して年収1,000万円を提示する企業も現れており、年功序列など従来型の給与水準から変わってきています。

また慢性的なIT人材の不足により、求人倍率の面でも就活に有利な状況が続くでしょう。このように求人条件に恵まれている点も、職業訓練でIT分野を選ぶメリットです。

就活に有利な資格が取れる

職業訓練でIT分野を受講すると、就活に有利な資格が取得できます。デジタルやネット環境がさらに進化する社会において、IT関連の資格の重要性はますます高まり、就活には有利です。

IT関連のおもな資格についてご紹介しましょう。

IT資格名資格の内容
情報処理技術者試験システム開発の基本的な知識が必要で、エンジニア向けの資格。上級試験に応用情報処理技術者試験がある
CCNAとCCNP世界的ネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ社認定の民間資格。ネットワーク構築と運用管理能力の証明になる
LPICNPO法人Linux技術者認定機関の認定で、Linuxを導入している企業には欠かせない資格。レベル1~3まである
Javaプログラマーオラクル社認定の資格で、Javaは世界的に人気のプログラミング言語。ブロンズ、シルバー、ゴールドのレベルがある
Excel VBAスタンダードMicrosoft OfficeのExcelのマクロ・VBA(ビジュアルベーシック)スキルを証明する資格。ベーシックとスタンダードがある
PHP技術者認定試験サーバサイドプログラミング言語・PHPの専門知識を評価する試験で、動的ウェブコンテンツ開発者向けの資格。

受講費用が無料+給付金を受けられる

離職者だけでなく、在職者にも求職者支援制度があります。再就職・転職・スキルアップを目指す職業訓練では、月10万円の給付金を受けながら無料で職業訓練や就職サポートが受けられます。

また、親や配偶者と同居していたり一定の収入があったりする場合は給付金はありませんが、無料で職業訓練を受けられます。

受講の区分受講対象者受講の条件
給付金+無料訓練で受講できる場合離職者雇用保険の適用がない人、フリーランス・自営業を廃業した人、雇用保険の受給が終了した人
在職者一定額以下の収入でパートで働き、正社員への転職・転換を目指す人
無料訓練のみ受講できる場合離職者親や配偶者と同居しており一定の世帯収入がある人
在職者働いていて一定の収入がある人、フリーランスで正社員への転職を目指す人

国がIT人材育成に力を入れている

IT人材の不足を解消するために、厚生労働省ではデジタル推進人材の育成に取り組んでいます。離職者・求職者向けの支援だけでなく、企業や在職者向けの支援も行っています。

人材育成の取り組み支援の名称支援内容
休職者向け支援ハロートレーニング離職者に無料の職業訓練を提供
教育訓練給付職業訓練の費用負担の一部を雇用保険で支援
企業向け支援人材開発支援助成金職業訓練を実施する事業主に経費を助成
生産性向上支援訓練中小企業のIT人材育成を推進

このように、国を挙げてIT分野の職業訓練支援があるというのは大きなメリットといえます。

 IT分野の訓練コースと受講方法(東京都の例)

インターネットで会議をしている

職業訓練でIT分野を受講する場合、都道府県によって訓練コースが異なりますので、自分が所属する自治体のハローワークで確認する必要があります。

ここでは東京都の訓練コースを一例としてご紹介しましょう。東京都では基礎コースと実践コースに分かれています。

基礎コース

基礎コースではビジネスパソコン基礎科が設けられています。特徴は、スマホしか持っていない20代や30代、仕事にブランクのある40代、パソコン経験のない50代や60代の受講希望者が多いことです。

基礎科の概要訓練の内容
目的文書の作成、集計・計算・分析、報告・発表などの仕事をOAソフトを使って処理できるようにする
特徴Microsoft Office Specialist上級レベル(エキスパート)に対応したカリキュラムを受講する

この基礎コースの場合、現在のスキルから3段階上げるのが目標となっています。パソコンに触れたことがない人や苦手な人に適したコースです。

実践コース

実践コースでは、おもにWEBクリエイターを養成する訓練が行われます。自分で考えて創造するクリエイター向けの訓練で、プログラミングが中心です。

実践科の概要訓練の内容
目的アプリ開発やゲーム開発、Web開発事業など総合的に携われる能力を身につける
特徴Java、Unityを中心にプログラミング実習、データベース設計・開発実習などのカリキュラムを受講する

会社である程度パソコンの作業ができ、現在のスキルを専門的にアップさせたい人に適したコースです。

受講から就職までの流れ

東京都における職業訓練を受講するまでの流れについて説明しますが、他の自治体でもおおまかな流れは同じとみてよいでしょう。

受講 ・就職までの順序事項各事項の詳細
1申し込み専用フォームから事前説明会に申し込む
2事業説明会・選考説明会終了後、受講希望者のヒアリングを行い、選考を実施する
3職業訓練・就職支援専門的な訓練を行い、平行してカウンセリングや個別相談を実施して就職支援を行う
4職業紹介・マッチング受講生のみエントリーできる正社員求人と企業説明会を実施。担当者がサポートする
5就職就職後のアフターフォローをする

東京都以外の自治体で職業訓練を受講する場合は、事前に当該ハローワークで確認する必要があります。

当ブログでは、職業訓練校を受験するにあたって、試験官に刺さるオリジナリティ溢れる願書を最短3日で作成できる「願書最強ワーク」を取り扱っています。このワークに取り組めば、自分の魅力を簡潔に伝えるポイントが分かるので「職業訓練校受験のために使った後も、転職活動の時にも役立った」と、8割の方がご利用くださっています。最小投資で志望校の傾向に合わせた対策ができる「志望校別・合格レベル問題集」も併せてご活用ください。

職業訓練校の選考試験対策ポイント

パソコンの隣に付箋の貼ってある参考書があり、参考書の上でメモしている

職業訓練を受講するためには選考試験に合格しなくてはなりません。筆記試験、適正検査、面接試験を実施して総合的に判定するのが一般的です。ただし、自治体によって選考試験は異なります。

例えば、大阪府では短期課程(訓練期間が1年未満)と普通課程(訓練期間が1年以上)の2種類があり、マークシート方式による選択問題が出題されます。短期課程は中学卒業レベル、普通課程は高校卒業レベルです。

東京都では短期過程の場合は筆記試験、長期過程は学力検査となっており、筆記試験は中学卒業レベル、学力検査は高校卒業レベルになっています。

また、職業訓練校の選考では面接試験がとくに重要ですので、筆記試験や適性検査と共に対策ポイントを説明します。

筆記試験は学校別問題集を選ぶ

筆記試験は国語や数学の基本的な知識を試すものが多く、難易度はそれほど高くありません。合格の最短ルートは、自分が入校する職業訓練校の問題集を勉強することです。例えば当ブログで扱っている「職業訓練試験サクセス」の「志望校別・合格レベル問題集」では、全国の職業訓練校それぞれの傾向に合わせた問題集を用意しています。

適性検査は数多くの問題をスピーディーに解く

適性検査は図形問題やパズル的な問題が多く、いろいろな種類がたくさん出題されます。制限時間が短いので、スピーディーに解かなくてはなりません。

解き方に慣れた頃には別の問題に移らねばならないため、過去問で何回も解いておくことがポイントです。適性検査問題集を使って問題のパターンを把握しておきましょう。

面接試験は定番の質問を押さえる

職業訓練校の選考では、面接試験が大変重要です。面接官は「再就職の意欲があるかどうか」、「再就職ができそうかどうか」を見て判定します。

対策ポイントは、志望動機と自分の置かれている状況、修了後の働き方などを強くアピールすることです。面接試験の定番質問と回答の対策を表にしましたので、参考にしてください。

面接の質問内容質問への対策方法
志望動機IT分野を選んだ理由を事前によく考えておく
コースで何を学ぶIT分野で学びたいこと、就職にどのように活かすかを答える
今の知識レベルIT知識があるとマイナスなので、知識と経験が少ないと答える
今までの求職活動求職サイトをどのくらい利用し、応募したかを説明する
希望職種などIT分野に即した希望職種を挙げて中小企業でもよいと答える
選考に落ちたらどうしても就職したいという切実な状況を訴える
自己PR現在の苦境、受講への熱意、修了後の展望などをしっかり伝える
面接官への質問コースや受講内容について質問し、不明な点は詳しく尋ねる

当ブログで扱っている「願書最強ワーク」は、面接対策としても皆様ご活用くださっています。

IT技術を手にするためには職業訓練がおすすめ

職業訓練は無料で受講できるだけでなく、条件を満たせば給付金を受けながらITスキルや資格を取得可能とメリットが大きいです。社会のデジタル化はさらに進化するので、IT技術者には将来性もあります。本記事を参考にして、ぜひ選考試験に挑戦し、IT分野の職業訓練受講の切符を手にしてください。

職業訓練校を受験することが決まれば、以下の記事で対策を進めましょう。求職者が、受講料無料でさまざまな技能や技術を習得できる職業訓練は、大変注目を集めています。選考試験に合格するために、職業訓練の倍率、試験内容やその難易度、試験対策を解説しています。


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